ども、アンディです。
今回の映画記事は「ミスト（MIST）」です。
1980年のスティーヴン・キングの小説『霧』を映画化したサスペンス・スリラー。
2007年のアメリカ洋画で監督・脚本はフランク・ダラボン。
主演（キャスト）はトーマス・ジェーン、ローリー・ホールデン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ネイサン・ギャンブル、ケリー・コリンズ・リンツ他。
ある日、突然霧のような物が街を包み込む。
スーパーマーケットには沢山の人々がおり、血だらけの男が霧の中に何かがいると言う。
不気味な物に襲われる人々。
果たして人々の運命は？
グロ注意。
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ミスト あらすじネタバレ
霧が街を覆う
激しい嵐の中、自宅のアトリエで仕事をしていた絵画作家のデヴィッド・ドレイトン（トーマス・ジェーン）は妻のステファニーと息子のビリー（ネイサン・ギャンブル）を連れて地下室へ避難した。
翌朝、嵐が通り過ぎて外に出てみると、庭の木がアトリエを直撃して絵がダメになってしまったおり、ボート小屋も木で破壊されてしまっていた。
霧が山から覆ってくるのを不審に思ったものの、ステファニーは留守番でビリーと買い物に行く事に。
デヴィッドとノートンは不仲であったが、ノートンの車が木で破壊されてしまった為、デヴィッドの車でノートンとビリーを連れてスーパーに買い物に行く。
スーパーは冷蔵庫以外は停電中だったが大勢のお客さんが買い物をしていた。
外にはパトカーや軍のジープが慌ただしく走る中、霧がスーパーの建物を覆っていく。
そして、霧の中から血だらけの男が「霧の中に何かいる」と言いスーパーの中に避難したが、無視した数人の人間がスーパーから出たが、霧の中に消えて悲鳴が聞こえた。
スーパーの客の女性が子供2人を家に置いてきたので帰りたいので送ってくれと皆に頼むが皆に拒否され女性は一人で霧の中へ消えていった。
ビリーが泣きだすがデヴィッドがビリーを抱きしめる。
霧の中の触手
デヴィッドはビリーが熱を出した為、毛布をとりに倉庫へ行く。
発電機が煙を出していたので停止させるとシャッターが激しく動き、外で何かが暴れているようだったので店員のオリー達数人と倉庫へ向かう。
発電機の不調は排気口が何かで詰まっているせいだと外に出ようとするが、デヴィッドは外は危ないと言うが聞かないオリー達は発電機を回して電動シャッターを上げた。
その瞬間触手が若者のノームを襲い、触手のトゲで血だらけになってしまう。
次々と侵入してくる触手によってノームは外の霧の中へと消えていった。
店長にこの状況を説明し、触手の一部を見せると始めは信用しなかった店長も認めて店の入り口のガラス部分に客達も手伝い、ドッグフードの袋でバリケードを造った。
一方、デヴィッドの隣人ノートンは怪物などいるはずがないと反対し、助けを呼びにいくと言って賛同者数人と外へ出た。
デヴィッドは車にショットガンを取りに行くという男性にロープを腰に巻いて数十メートル進むとロープが激しく引っ張られて、静かになったロープを引き戻すと下半身のみの姿が。
そして日が暮れる。
謎の生物達
夜になり、バッテリーを使って照明を照らし、モップに液体燃料を染み込ませて火を付け、ロウソクなども使って夜に備えた店内の人々。
やがて、大きな昆虫のような物体が店のガラスに張り付き、次々とやってきた。
さらに大きな鳥のような化け物がその虫を襲い、ガラスが割れて店内に侵入してくる。
オリーが銃を使い、デヴィッド達は火の付いたモップでやっとの事でそれらを退治するが、ケガ人や死人が出てしまった。
宗教狂いのミセス・カーモディ（マーシャ・ゲイ・ハーデン）が予言通りだと言い、皆バカにするが、次第に混乱とパニックからカーモディに賛同者が現れていく。
ケガ人が多数出てしまったが、治療薬がないため有志数人を集めて隣の薬局に薬を取りに行くと言うデヴィッド達はカーモディ達の反対を押し切って薬を取りに行く。
薬局は蜘蛛の巣だらけで薬を手に入れるとそこにはMPがクモの巣に捕まっており「すまない」と言い息絶える。
その後、大きな親クモのような化け物がデヴィッド達に襲いかかるが、犠牲が出たものの、何とか脱出してスーパーへ戻った。
カーモディには大勢の賛同者がおり、MPが言っていた謝罪の事が軍の作戦の失敗であり、カーモディ側にバレて軍の関係者がカーモディの信者に外に放り出され、怪物に襲われてしまった。
ビリーはデヴィッドに「僕を怪物に襲わせないでほしい」と言いデヴィッドは泣きながら頷いた。
ラスト結末
このままではカーモディが自分達を信者を使って生贄にするだろうと考えたデヴィッドはまだ数人いる仲間達を車で脱出する計画を立てる。
夜明けに脱出しようと試みるが、カーモディ側に計画がバレており、信者に囲まれ襲われるデヴィッド達。
すると銃声が鳴り、カーモディに2発の銃弾をオリーが放ち、カーモディは絶命した。
スーパーから脱出して車に乗り込もうとするがオリーが怪物に襲われて命を落とした。
車に乗ったのはデヴィッド、ビリー、教師のアマンダ（ローリー・ホールデン）、老人2人の5人で、デヴィッドの家にいくとステファニーは蜘蛛の巣にかかって亡くなっていた。
絶望の中燃料の続く限り南下したものの、遂に燃料が切れて車が停まってしまった。
ついに絶望的な状況に陥り、「やるだけの事はやった」とオリーの銃を持つデヴィッド。
弾は残り4発でデヴィッドは自分は何とかすると4発の銃弾を一人一人に打ち込んで車から出て化け物を呼ぶ。
そこに来たのは軍隊でまさに化け物を追い払っている最中で、トラックには救出された人々が乗っており、そこには子供2人を家に置いてきたと言いスーパーから一人で出て行った女性の姿もあった。
霧が晴れてきて絶叫し、うずくまるデヴィッドのシーンで作品終了。
まとめ 感想レビュー
まずは得体の知れない怪物がいつ襲ってくるのかという恐怖感が作中ずっと続くので最後までドキドキハラハラしながらの展開でした。
最後のシーンはえ？マジで？噓でしょ？
と思いたくなるようなシーンで一番最悪な終わり方を選んだ監督はある意味すごい。
観ている方はラスト胸糞悪いでしょうね、私もそう思いましたし。
まさかの結末。
しかし、ビリーが「僕を怪物に襲わせないで」という約束をデヴィッドはある意味守ったわけですし、あのままスーパーに留まってもカーモディの信者に間違いなく殺されているでしょうし。
おそらく「霧」そのものが人間の心であり、見えない怪物も人間の心を映しているかのような気がしました。
決して正義が勝つのではなく、自ら命を絶ってはいけないという教訓もこの映画には込められているのではと推測しました。
サスペンス好きにはオススメです。
- ストーリー性 ★★★★☆
- 映像 ★★★★☆
- アクション ★★★☆☆
- ヒューマン ★★★★☆
- 総合点 ★★★★☆（4.0点）
★5つ（5点）が最高評価