【映画 テイク・シェルター】あらすじネタバレ感想レビュー!奥が深い作品でした!

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ども、アンディです。

今回の映画記事は「テイク・シェルター(TAKE SHELTER)」です。

ある平凡に暮らしていた家族だったが、夫が悪夢にうなされるようになり、次第に精神を患ってゆく。

夫は巨大な嵐が来ると思い込み、シェルター造りに没頭していく。

そんな夫を見守る妻と娘。

果たして結末は?

夫婦の絆を描くヒューマン、スリラー。

2011年のアメリカ洋画で監督はジェフ・ニコルズ。

主演(キャスト)はマイケル・シャノン、ジェシカ・チャスティン、シェー・ウィガム他。

数々の賞を受賞した作品。

では、あらすじネタバレを。

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テイク・シェルター あらすじネタバレ

悪夢にうなされるカーティス

カーティス(マイケル・シャノン)は妻のサマンサ(ジェシカ・チャスティン)と耳が聞こえない一人娘のハンナと平凡だが幸せに暮らしていた。

カーティスは掘削工事の現場で働いており、同僚のデュワート(シェー・ウィガム)にも「平凡が一番良い」と言われる。

ある時、カーティスは黄色い油のような雨を浴びた愛犬のレッドに腕を噛まれる夢を見る。

悪夢は続き、カーティスは嵐が来て黄色い油のような雨が降り、人々が凶暴になってハンナが連れ去られる夢を見る。

更に再び嵐が来る夢を見てしまう。

悪夢は毎晩のように見るようになり、次第にカーティスは精神が病んでゆく。

次第に憔悴していくカーティス

カーティスはサマンサとハンナがフリーマーケットに自分が作った布製品を売る為に出掛けている間にレッドを外に出して柵の囲いの中に入れた。

さらに庭にあるシェルターを掃除し始める。

チャリティー食事会に誘われていたカーティスは食事会の前に図書館に行って自身の病気に関する本を数冊借りる。

本を読み漁ったカーティスは自分が精神疾患だと思いサマンサに内緒で病院へ行き、薬を処方してもらう。

その頃、サマンサはハンナがカーティスの会社の保険で耳の人工内耳手術が受けられると聞いて喜んでいた。

話を聞いたカーティスも喜び、薬のおかげで悪夢を見る事もなく安眠できた事に胸を撫でおろす。

サマンサに苦悩を告白する

カーティスは同僚のデュワートと現場で作業中に雷の音を聞いて驚く。

デュワートには聞こえておらず、幻覚を見始めたと思って妄想型の統合失調症で入院している母親の元を訪ね、症状の始まりについて聞くが悪夢など見ていないと母親は言った。

デュワートは母親が統合失調症を発症した歳と同じ歳になっていた為不安が募っての行動であった。

さらにカーティスはデュワートに頼んで休日に会社の重機を勝手に使って庭のシェルター造りを進めていく。

そこへサマンサとハンナが戻ってきて、借金してシェルター造りをしている事を告げるとサマンサは拒絶する。

その夜、薬を普段より多く飲んだカーティスは血を吐き苦しんだ為サマンサは救急車を呼ぶがカーティスは救急車に乗る事を拒否し、サマンサに悪夢の事や自身が病んでいる事を告白する。

一緒に乗り越えようとサマンサはカーティスを受け入れる。

ラスト 結末

カーティスは重機を勝手に使用した事で社長からクビを言い渡し、デュワートからも恨まれた上、手術目前だったハンナの手術も難航してしまった為、激しくカーティスを非難するサマンサ。

しかし、サマンサはカーティスに「乗り越えられるか?」と聞き、カーティスは手を握りしめて再び夫婦の絆を確かめあった。

そして、嵐がきてシェルターに避難して3人は嵐が通り過ぎてホッとしていたがカーティスはまだ嵐は続いていると言い扉を開けようとしない。

サマンサは「あなたが開けなければ意味がない」と言って遂にカーティスは扉を開けた。

外は台風一過で晴天であった。

カーティスは入院治療を受け入れる事にし、ハンナは何とか手術をしてもらえるように話を進め、医者に勧めれれて家族はビーチ旅行に出かける。

旅行先で砂遊びをするハンナが手話で「嵐が来る」と言い、振り返るとそこには巨大な雲が向かっており、黄色い粘着質の雨が降り注いでいる。

カーティスとサマンサは呆然とその嵐をみながら映画は終了。

まとめ 感想レビュー

最後のラストシーンは鳥肌ものでしたよ。

カーティスが自分が病気で幻覚や悪夢を見ていたんだと認めて入院治療を選んだのでガンバレカーティスと思っていたのも束の間、最後の最後で見事にひっくり返されましたよ。

最後のシーンを観るまでは狂気に走ったカーティスか本当に嵐が来るのを予言していたカーティスかで観ていた人は狂気に走ったカーティスだったか。。。と皆思ったはず。

カーティスは予知夢を見ていただけなのですが、平和ボケしている人達にはとても理解できなかったと思いますし、誰も信じませんからね。

最後にカーティスとサマンサが顔を見合わせるシーンで会話こそないものの、「まさかこんな事が」とお互いにしているシーンは圧巻です。

サマンサの良妻ぶりも大したものですが、何と言ってもこの映画の醍醐味はカーティスが段々と自信が疲弊していく演技が素晴らしいです。

夫婦生活がマンネリ化しているなんて人は観た方がいいかも。オススメ。

ジワジワと物語が進んでいくのですが、最後にドカーンと急展開を持ってくるのは予想外でした。

ただ、もう少し短い時間でもいいかも。物語が淡々と進んでいくので2時間は長いかなぁ。

  • ストーリー性    ★★★★☆
  • 映像        ★★★☆☆
  • アクション     ★★★☆☆
  • ヒューマン     ★★★★☆
  • 総合点       ★★★★☆(3.6点)

★5つ(5点)が最高評価




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