ども、アンディです。
今回の映画はSF映画「PASSENGER(パッセンジャー)」のあらすじと感想。
乗客5000人、クルー約250人を乗せた惑星移動船が120年で目的地に到着する予定が乗客2人が途中で(90年も早く)目覚めてしまう。
目的地到着まで90年という時間の中で繰り広げられるドラマ。
監督はモルテン・ティルドルム。
アメリカで2016年公開の洋画。
日本公開は2017年。
主演(キャスト)はジェニファー・ローレンスとクリス・ブラッド。
早速あらすじネタバレ感想を。
ちなみに前回の映画記事はこちら↓
【映画】E.T. 宇宙人と地球人の友情が泣ける 指と指あわせるシーンなかった
パッセンジャー あらすじネタバレ
ジムが目覚める
地球の人口増加、温暖化など様々な問題によって他の惑星への移住をする計画がたてられ、移住する惑星と飛び立った宇宙船「アヴァロン号」。
乗客5000名、クルー約250名を乗せたアヴァロン号は惑星に向かって飛行していたが、ある小惑星郡の中を飛行中に隕石に衝突してしまう。
120年という長い年月を飛行するため、乗員、乗客は全員冬眠用ポッドで長い眠りについていたが、隕石に衝突した時にジム(クリス・プラット)が眠っていた冬眠用ポッドが誤作動を起こしてしまい、ジムは目覚めてしまう。
ジムは始めは惑星への到着がもう少しだと思っていたものの、他の乗客や乗員がまだ眠っており、自分1人だけが目覚めた事に気付く。
しかも、地球から飛び立ってまだ30年しか経っていない事にも気付き、愕然とする。
惑星到着まであと90年。。。再び冬眠しなければ宇宙船で寿命を迎えるだけ。。。
孤独なジム
ジムは、再び冬眠用ポッドで冬眠しようとチャレンジしたり、クルーが眠る部屋に入ろうと試みたが失敗。
地球へメッセージを送ろうとするが、送受信には数十年もかかる。
絶望の中船内を歩いているとバーがあり、そこには人間の格好をしたアンドロイドのアーサーがおり、機械といえど、唯一の話相手になった。
アーサーに「どうせなら楽しむべきだ」と言われ、娯楽施設で遊んだり宇宙服を着て宇宙に出てみたりして最初は楽しんだものの、孤独感がなくなる事はなかった。
孤独感は日に日に増していき、酒に溺れるジムは、宇宙服を着ずに外に出て自殺しようとするができなかった。
自分1人で死ぬまでこの船内で過ごさなければならない。。。
ジムの心はすでにボロボロであった。
1人の女性との出会い
自暴自棄になっていたジムは自分が投げた酒のボトルで滑って転んでしまった時にある冬眠用ポッドで眠っていた美女を発見する。
ポッドの外には名前と職業が書いてあり、彼女の名前は「オーロラ(ジェニファーローレンス)」と書いてあった。
それからジムはオーロラの素性を調べるために彼女のデータを調べて彼女は上流階級出身の作家だという事を知る。
さらに彼女を調べていくうちに彼女に想いを寄せていくジムであったが、彼女は冬眠用ポッドで眠っており、惑星に到着する90年後にはもう自分はいない。
しかし、彼女を今目覚めさせてしまうと彼女も宇宙船の中で寿命を迎えてしまう。
惑星到着まであと90年もあるのだから。
アーサーに相談したり葛藤するジム。しかしアーサーはアンドロイドであるのでまともな答えは返ってこない。
目覚めるオーロラ
オーロラの事を想い続けて時は流れ、1年が経っても宇宙船の中で孤独で1人ぼっちであったジム。
それでもオーロラへの想いが変わらないジムは遂にポッド用マニュアルを使ってオーロラを目覚めさせてしまう。
そこからたった2人の宇宙船での生活が始まります。
ジムに目覚めさせられたとは思ってもいないオーロラは次第にジムに惹かれていく。
朝食を一緒に食べたり一緒に宇宙服を着て宇宙デートなどしてジムはオーロラにプロポーズする為にアーサーのバーへ2人で行く。
事前にアーサーには自分がオーロラを起こしたことは秘密にしておいてくれと言っておいたのでアーサーは約束を守っていた。
しかし、幸せ絶頂のオーロラが「私達2人の間には秘密なんてないわ」と言い、アンドロイドのアーサーは人間ではないので暗黙の了解が解らずにジムがオーロラを起こした事を彼女に話してしまう。
ショックを受けたオーロラは、それからはジムを拒絶した。
ジムはあまりの孤独さからしてしまった事だと釈明するがオーロラは受け入れない。
その頃から掃除用ロボットが故障したり案内用の画像が乱れたりと宇宙船の不具合が日に日に増していった。
甲板長ガスが目覚める
そんな時に甲板長のガス(ローレンス・フィッシュバーン)が冬眠用ポッドの不具合で目覚めてしまう。
宇宙船の異変を感じたガスは2人を連れて機関室へと向かうと同時に倒れてしまうガス。
彼は故障した冬眠用ポッドで眠っていたため、もう余命少しであった。
そして、2人の前でガスは亡くなってしまう。
ガスは2人の為に機関室に入れるIDを残していった。
その後、ジムとオーロラは2人で宇宙船を救おうと故障の原因を探る。
原因はジムが目覚めた時の隕石が機関室を突き破り、オーバーヒート寸前の状態に陥ってしまっていた事を突き止める。
宇宙船を救うために力を合わせる2人
排熱孔を開けて船内に溜まった熱を排熱孔から放出すればシステムが元に戻るのであったが、排熱孔の扉が内側からだと故障して開かなかった。
もう時間がない。
そこでジムは宇宙船の外に出て外側から扉を開ける事にした。
オーロラは反対したが、ジムの決意は変わらず外に出て排熱孔の扉を開け、熱を排出するレバーをオーロラが下げる。
無事に熱の放出は成功したものの、熱を放出した時にジムも宇宙空間へ放り出されて体に繋いでいたロープが切れてしまい、自力で宇宙船に戻れなくなってしまった。
宇宙服を着てジムを救出に向かうオーロラ。
ジムの救出に成功したが、ジムの息はなく、急いで救命ポッドに入れて息を吹き返したジム。
こうして2人の関係は元通りに戻った。オーロラはジムを許したのだった。
ラスト結末
その後、救命ポッドを調べたジムは救命ポッドが冬眠用ポッドの代わりになる事を知り、オーロラを起こしてしまった償いとして、オーロラにこのポッドで再び冬眠するように勧める。
再び冬眠できれば無事に惑星に到着できるのであるが、オーロラはそれを選択せずにジムと一緒にいる事を望んだのであった。
まさに究極の選択。
そこでジムはオーロラにプロポーズして2人は結ばれた。
そして、それから88年が経過し惑星到着まであと少しのところで宇宙船のクルー達が目覚めた。
宇宙船の中心には昔ジムが植えた木が大きな木となって宇宙船を彩っていた。
まとめ 感想レビュー
プロポーズ後の2人の生活はわかりませんが、木々が生い茂り、鳥が飛んでいる船内をクルー達が発見したところをみると、幸せに暮らしていたと思います。
ジムがオーロラを起こしてしまった事も、宇宙船が故障してしまったので起こさなければ乗客、乗員全員惑星には到着できなかったわけで、結果オーライですね。
これはもうジムを許すしかないですよ笑命を張って救ったわけだし。
ただ、乗客はともかく、乗員が全員眠ってしまっているのはどうかと思いましたね。
不具合が起きる可能性はゼロではないですし、不具合を起こしてしまった冬眠用ポッドの予備がないとはどうゆうことやねんw
とツッコミたくなりましたね。
まあ、2人が幸せに寿命を迎えたであろうと思いますのでそこがせめてもの救いですかね。
以上あらすじネタバレ感想でした。
- ストーリー性 ★★★★☆
- 映像 ★★★★☆
- アクション ★★★☆☆
- ヒューマン ★★★★☆
- 総合点 ★★★★☆(3.7点)
★5つ(5点)が最高評価