ども、アンディです。
今回の映画記事は「ラストドア」でございます。
イタリアのゾンビ映画でして、2018年制作の女性監督の作品。
ゾンビ映画でイタリアものって中々珍しいのでどんななのか興味アリって事で観てみましたのであらすじネタバレ感想を。
ローマで移民に反対するデモを行っていた男が暴動に巻き込まれてしまう。
暴動の中にゾンビが発生し、次々と襲われていく中、男は移民のいる建物に助けを求めて何とか一命をとりとめ、移民した人と生活をすることに。
建物の周りはゾンビだらけで食料も少ない中、果たして建物にいる人々の運命は?
キャスト(主演)はアントニオ・バンノ、モマル・ディオップ他。
監督はルナ・グアラーノ。
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ラストドア あらすじネタバレ
ゾンビが蔓延
ローマでは、不法入国者の移民を受け入れている施設の前で差別主義者達が移民反対運動を行っていた。
そこで擁護派達との対立で暴動が起こる。
差別主義者の一人エンリコ(アントニオ・バンノ)も民衆を扇動する。
そんな中、様子が変だと気付いた時には人が人を食べ始める。
いつのまにか周りはゾンビだらけになってゆき、次々と襲われていく。
エンリコはなりふり構わずに不法入国者が入っている施設のドアを叩いて何とか中に入れてもらい、一命をとりとめた。
不法移民には老若男女がおり、皆やはりゾンビに怯えていた。
そんな中エンリコは差別主義反対のフリをする。
移民施設での生活
ゾンビが入口のドアから移民施設に侵入してきて襲われてしまうが、なんとか撃退に成功する難民達。
中に侵入しそうな窓にバリケードを設けて入口に見張りをつける事に。
中には噛まれて怪我をした男もおり、少年アリ(モマル・ディオップ)の母親が男の手当をする。
施設には医薬品が少なかったが、食料も少ししか残されていなかった。
そんな中、ゾンビを撃退して一息ついた移民たちは食料を皆で食べ、エンリコも食料をもらい皆にあいさつし、握手する。
難民達は神に祈ったり物思いにふけったり、ケガ人の看病をしたり少年アリはサッカーボールで遊んだりと様々な思いを抱いて夜を過ごした。
外には多数のゾンビ達がうろついており、絶望的な状況は変わらない。
食料が尽きる
そして遂に食料が尽きてしまう。
ゾンビに詳しいある男が隠してあった豆の缶詰を誰かが盗んだといざこざが起こるが、最終的には外にでて食料を調達しようという事になる。
難民の男二人で外に出ようとするが、入口を出たとたんにゾンビに襲われてしまい一人は入口に戻って再びドアを閉める。
食料調達は失敗に終わり、絶望的な状況は変わらない中、エンリコは少年アリにサッカーをしようと誘い、広間でサッカーを始める。
アリは部屋に戻って母親から隠してあった豆を与えていると、噛まれた難民が遂にゾンビ化してしまったと連絡がきた。
さらにゾンビが遂にドアを突破してゾロゾロと侵入し、難民達を襲い始めた。
ラスト結末
難民が助けを求めてアリと母親、エンリコがいる部屋のドアを叩くがエンリコはドアを開ける事をゾンビが侵入してしまうと反対する。
悩んだ母親はドアを開けてしまい、難民と共にゾンビが侵入し、母親がゾンビに襲われてしまう。
母親はアリとエンリコに「今のうちに逃げろ」と言い絶命する。
アリとエンリコは施設内を逃げ回っていると、大男と合流してゾンビを倒しながら入口へ向かう。
入口付近で大男がゾンビの集団に襲われてしまい、大男はアリとエンリコに「行け」と言って遂に出口へ辿り着いたがゾンビが倒れており出口が開かなかった。
ゾンビをどかそうとするエンリコだがなかなか動かせずに背後にはすぐそこにゾンビが迫ってくる中、アリをゾンビの中へ押し込んでアリが襲われている間に出口を出るエンリコ。
笑顔のエンリコの背後からナタを頭から切った大男は血まみれのサッカーボールを抱えて座りこんだのであった。
まとめ 感想レビュー
まずはエンリコがかなりクズだなと率直に思った事ですかね。
最初に自分が助かるために差別主義者反対のフリをして移民施設に入れてもらって命拾いしたくせに、終盤に助けを求める者がいるのに「ドアを開けるな」と言ったりアリの母親が囮となってアリを逃がした(エンリコは多分おまけ)り、大男が囮となってアリとエンリコを逃がしたのに最後はアリを犠牲にして自分だけ逃げるというね笑
子供を犠牲にして助かろうなんて最後は胸糞な展開の中、最後に大男がエンリコに制裁を加えてくれたおかげで少しは救われましたよ。
全体を通して物思いにふけったり神に祈ったりするシーンがあったりする場面が多くてもう少し尺が短くてもいいのかなといった印象。
ただ、ゾンビのクオリティは高く、ノロノロゾンビでリアルでいたら怖いヤツですが、難民達は逃げ回るばかりで戦えば展開が変わるのにと思ったのは私だけではないはず。
武器はありますからね。
豆を盗まれたと喧嘩になるシーンはシュールでクスっと笑えてしまいましたが、結局掴みどころがない映画ですね〜
差別主義者が不法移民と触れ合っていくうちに段々と打ち解けていくのかと思いきやエンリコはタダのクズだったというオチですからねw
まあ、ゾンビのクオリティは高いので普通にゾンビ映画として観た方がいいと思います。
ジャケ借でしたがジャケットのようなシーンはなく、ドアの重要性がないので少しガッカリ。。。
しいて言えばラストドアってエンリコが最期にでたドアの事なのかな。
- ストーリー性 ★★★☆☆
- 映像 ★★★☆☆
- アクション ★★☆☆☆
- ヒューマン ★★☆☆☆
- 総合点 ★★☆☆☆(2.5点)
★5つ(5点)が最高評価