【映画 マシ二スト】難解な伏線を考察解説してみる!あらすじネタバレ感想レビュー!

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ども、アンディです。

今回の映画記事は「マシ二スト(MACHINIST)」です。

原作は小説の「MACHINIST」。

主演(キャスト)はクリスチャン・ベールで監督はブラッド・アンダーソン。

2004公開のスペイン・アメリカ洋画。

1年前から不眠症に悩まされ続けた機械工の男を描いたサスペンス・スリラー。

突如ある男の出現によって機械工の男は翻弄されていく。

果たして不眠症の原因は?

男の運命やいかに?

非常に難解な映画ですので解説してみようと思います。

メメント的な。

まずはあらすじネタバレ。

ちなみに前回の映画記事はこちら

【映画 ワン・デイ 23年のラブストーリー】あらすじネタバレ感想レビュー!切なすぎる恋の物語でした




マシ二スト あらすじネタバレ

不眠症に悩む男

1年もの間不眠症になってしまった機械工のトレバー(クリスチャン・ベール)。

仕事が終われば家に帰り「白痴」を読み、床を漂白剤で磨く。

そんな毎日を送る。

さらに拒食症にも悩まされた為ガリガリに痩せ細っていくトレバー。

彼の救いはカフェの店員マリアと娼婦のスティービーだった。

ある日、車で休憩中にアイバンと言う男が現れた。

その男が現れてからトレバーの身に不幸な出来事が次々と起こるようになる。

マリアと遊園地へ

トレバーは休みになると毎日のように空港にあるカフェのマリアの元に向かい、コーヒーを飲んでいた。

カフェの店員、マリアと母の日にマリアの子供ニコラスと遊園地へ行くことに。

遊園地でニコラスと「ROUTE666」というおばけ屋敷に入り、次々と怖いアトラクションが現れて初めは喜んでいたニコラスであったが、最後は白目を剥いて気絶してしまった。

帰りにマリアの家により、ワインを飲むトレバーとマリアであった。

その後、トレバーはアイバンの正体を掴む為に二人でバーに行き、アイバンがトイレに行っている隙に財布を覗いてみたところ、アイバンとトレバーの会社の同僚のレイノルズが一緒に釣りに行っていた写真を発見する。

同僚に怪我をさせてしまいクビになる

ある日、トレバーが仕事中に操作ミスをしてしまい、同僚に手の指を切断するという大けがを負わせてしまう。

アイバンという男が現れてからというものの、疑心暗鬼になっていたトレバーは皆が自分を陥れているのだろうと思うようになる。

それでは同僚とうまくいくはずもなく、揉め事を起こしてしまい、会社をクビになってしまう。

証拠としてレイノルズとアイバンの写真を同僚に見せようとしたがトレバーの手元には無くなっていた。

失意の中、スティービーの元に向かいスティービーに一緒に住もうと言われたトレバーであったが、スティービーの部屋の写真立てにアイバンとレイノルズのあの写真が飾ってありスティービーすらも信じられなくなった。

ラスト

会社もクビになり、スティービーも信用できなくなり、借りていた部屋を出て行く事にしたトレバー。

冷凍庫には電気を停められ腐った魚の頭が入っている。

部屋を出て空港のカフェに向かったトレバーはマリアに会いに行ったがそこにはマリアはいなかった。

そこでトレバーは一年前の出来事を全て思い出す。(というか我に返る)

彼は一年前にひき逃げをしており、その時に轢いてしまったのがニコラスであり、その母親がマリアであった。

不眠症になった1年間の中の出来事はひき逃げの現実から逃れる為にトレバーが思い込んでいた妄想と現実を行き来していたのであった。

トレバーは警察に自首をして1年振りに留置所で眠りにつくことができた。

まとめ 感想レビュー

わかりましたでしょうか?

つまりトレバーの周りに起こっていた事は妄想もあれば現実もあったという事。

機械工として働き、同僚達は本物であり、怪我をさせたのも現実で娼婦のスティービーも現実の出来事です。

空港のカフェのマリアはひき逃げしたニコラスの母親なので妄想であり、遊園地にいったのも妄想でした。

鍵を握るアイバンという男もトレバーが作り出した妄想の人物であり、彼はトレバーの悪の部分だったのでしょうね。

同僚のレイノルズと写真に写っていたのは実はトレバー本人であり、アイバンという男を悪人と思う事でトレバーは現実逃避をしていたのでしょうね。

他にも時計がいつも1時30分を示しているのはトレバーがひき逃げをした時間であり、トレバーの家には釣り竿があったので趣味が釣りだという事。

さらに、終盤で冷蔵庫から出てきた魚の頭はあの写真に写っていた魚だあり、レイノルズと釣りに行ったのはトレバーだという証拠になります。

他にも色んな伏線があるので説明しきれませんが、自分で探してみるのもいいかもしれませんね。

非常にシリアスな映画ですが、後からジワジワと人間の本質というか、最後には正直になった方が自分の為だと思ってしまいました。

人間辛くても現実と向き合えよって事ですかね。

気になる人は2回でも3回でも観てしまう。

そんな観れば観るほど味がある映画だと思います。

コアな映画ファンにはおすすめ。

最後に55キロまで減量したクリスチャン・ベールの役者魂はすごい。

演技も入り込んでおり鳥肌が立つくらいです。

  • ストーリー性  ★★★★★
  • 映像      ★★★☆☆
  • アクション   ★★☆☆☆
  • ヒューマン   ★★★★☆
  • 総合点     ★★★★☆(4.0点)

★5つ(5点)が最高評価




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