ども、アンディです。
今回の映画記事は『ファイナル・アワーズ』です。
その名の通り、FINAL HOURS(最後の時間)。
隕石の衝突により、地球が滅亡するまでに12時間しかないとわかった男は一人の少女を父親の元へ連れて行くという道を選ぶ。
地球が終了すると解った時に自分ならどうするか?
果たして男と少女は目的を果たす事ができるのか?
2013年公開のオーストラリア洋画で監督はザック・ヒルディッチ。
主演(キャスト)はネイサン・フィリップス、アンガーリー・ライス。
あらすじネタバレ感想レビュー。
ちなみに前回の映画記事はこちら
【映画 イントゥザストーム】巨大な竜巻が町を襲う!あらすじネタバレ感想レビュー!
ファイナルアワーズ あらすじネタバレ
隕石が衝突
地球に巨大な隕石が衝突し、すでにヨーロッパが消滅してしまった。
場所はオーストラリア大陸。
ビーチのそばの家で抱き合う2人の男女。
そこで最後の時を迎えたいと言う彼女のゾーイだったが、ジェームズ(ネイサン・フィリップス)は正気を失ったまま最期を迎えたいと言い、パーティーに行こうとする。
そこでゾーイがジェームスに自身が妊娠している事を伝えた。
しかしジェームズはもうどうにもならない、世界の終わりなんだと言いゾーイを置き去りにしてパーティーへと向かった。
パーティーに行く途中、ジェームズは地獄絵図を目撃する。
自殺する者、祈りをささげる者、略奪、強盗、殺人。
おぞましい光景であった。
少女との出会い
ジェームズ自身もナタを持った男に襲われそうになるが、何とか逃れ車を探していると、一人の少女が二人の男に襲われそうになって助けを求めているのを目撃し、見て見ぬふりもできずに少女を救出する。
少女は親戚の家に向かう途中で父親とはぐれてしまったと言う。
名前はローズ(アンガーリー・ライス)。
父親の元に送り届けて欲しいと懇願するローズに困ったジェームズは近くの自分の姉の家に預かってもらおうと考えたが姉一家はすでに心中していた。
仕方なくパーティーへローズを連れて行くことに。
会場では酒池肉林のパーティーを楽しむ人間達で溢れかえっていた。
そこにはジェームズのもう一人の彼女でもあるヴィッキーがおり、ジェームズを誘う。
ローズにプールで泳いでいろと言いヴィッキーと部屋へしけこんだものの、意見が合わずにパーティー会場から出ようとするジェームズであった。
ローズが大変な目に遭う
パーティー会場を出ようとローズを探したが見当たらない。
その頃、ローズはイカれた女に自分の娘だと思い込まれ付きまとわれていた。
その女にローズはパパの所へ連れて行って欲しいと頼むと女は「まずはこれを飲んでからね」と少女に錠剤を手渡し、それを飲んだローズは意識が朦朧としてしまう。
その状況でローズを発見したジェームズはローズを抱き抱えて会場から出ようとするが、その女とパーティーの責任者に邪魔されるが、最後にヴィッキーが責任者を銃で撃ちジェームズとローズはパーティー会場から出る事ができた。
意識が朦朧としたローズをジェームズは自分の母親の家に連れて行く。
母親とはしばらく会っておらず、最初はギクシャクしていたが徐々に打ち解けていく。
ローズの意識が戻り、母親とは最期の別れとなってしまうがローズを父親の元へ送る決断をするジェームズ。
母親は家に残ってパズルを完成させると言い、ジェームズを静かに送りだした。
ラスト 結末
そして、遂に父親が待つ親戚の家に到着したローズとジェームズ。
父親の姿はなく、すでに自ら命を絶った後であった。
ローズは父親の亡骸と最後まで一緒にいる事を選んだ。
そしてジェームズに今そばにいたい人の所に行ってほしいと言い、お互いハグしてジェームズを送り出した。
ジェームズはビーチのそばの家で最後の時を待つゾーイの元へ向かう。
途中で車が故障してしまうが走ってようやくゾーイの待つ家に到着したがゾーイがいない。
ビーチへ行ってみると砂浜を歩くゾーイがおり、抱きしめるジェームズ。
ゾーイに出て行った事を謝り、それを受け入れるゾーイ。
最後の最後でお互いに通じ合った二人であったが、地球が最期の時を迎えたのであった。
まとめ 感想レビュー
まさに考えさせられる映画です。
人類が滅亡するまで(地球が滅亡するまで)12時間と解った時に自分はこのジェームズのような行動ができるのでしょうか?
それはまさに人それぞれでしょうけど、赤の他人の少女を父親の元へ届けたジェームズは本当にすごい。
自分だったらできるかと言われればできないかもしれません。
しかし、そのおかげで少女にも感謝されたし母親とも最後の最後でお互いに打ち解けあえたし、恋人のゾーイとも愛しあえたジェームズは幸せかも。
しかし、そんなの結局「無」になってしまうと考えた時に行動できるかと考えたら微妙ですね~
死ぬまで「人間らしさ」を貫いたジェームズは死後に天国と地獄が存在するのであれば天国へ行ったと思います。
いや、思いたいですね。
特に、母親が静かにジェームズを見送るシーンと最期にゾーイがジェームズと抱き合いながら向かってくる衝撃波を見て「美しい」と言ったのが印象的でした。
人間の愚かさと良心とが両方表現されており、自然と惹きこまれてしまいましたよ。
切ない、やるせない映画観たいという方はおすすめ。
- ストーリー性 ★★★★☆
- 映像 ★★★☆☆
- アクション ★★★☆☆
- ヒューマン ★★★★☆
- 総合点 ★★★★☆(3.8点)
★5つ(5点)が最高評価