ども、アンディです。
前回の「キャスト・アウェイ」に続くトム・ハンクス主演(キャスト)の洋画「ターミナル」のあらすじネタバレ感想や評価を。
やっぱりトム・ハンクスの演技は素晴らしいですね。
彼の演技には魅入ってしまう。
「ターミナル」は2004年公開のアメリカ映画。
監督はスティーブン・スピルバーグ。
主演はトム・ハンクス。
ある日、アメリカへ旅立った日にクーデターにより無国籍になってしまい、アメリカに入国する事も国へ帰ることもできなくなってしまった男の運命は?
かたくなに待ち続ける男の目的や理由は何だったのか?
彼が過ごすことになった空港のターミナルでは様々な人々との交流があり、果たして彼は無事にアメリカに入国する事ができたのか?
あらすじネタバレ評価感想を。
ちなみに前回の映画記事はこちら↓
【映画】キャスト・アウェイ 孤独な4年間の無人島生活 あらすじネタバレ解説
ターミナル あらすじネタバレ
ケネディ国際空港に到着
東欧の国、クロコウジアからはるばるアメリカにやってきたビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)。
出国カウンターに向かったナボルスキーは受付カウンターで入国管理官に呼び止められてしまう。
別室に連れて行かれたナボルスキー。
実は彼の母国クロコウジアでクーデターが起こり、国が消滅してしまい、彼のパスポートやビザは失効してしまったのだ。
国へ帰ることもできず、アメリカに入国する事もできなくなった彼は空港のラウンジ内でしか動けなくなってしまった。
英語が解らなかった彼は、説明を受けても理解ができずにいたが、空港内のテレビでクロコウジアのクーデターが放送されると事の重大さに気づき、ショックを受けた。
彼は法の隙間に落ちてしまい、空港でただ待つだけとなってしまったのであった。
空港内での生活
そんな問題児になってしまったナボルスキーに対し空港の管理官のディクソンは彼の事を快く思っていなかった。
彼は問題を起こしてしまうと自身の昇進に関わってしまう恐れがあったのだ。
ディクソンはナボルスキーに入り口の警備が手薄になる時間をあえて教え、彼が外に出ていくように工作した。
ナボルスキーが外に出てしまえば違法であり、捕まってしまうがディクソンはそれを望んでいたのであった。
しかし、真面目なナボルスキーは外に出ようとはしなかった。
そんなこんなで空港での生活が始まったが、食べる物がなく寝る場所もなかったナボルスキーは改装中の67番ゲートを住処にすることにした。
そして食べ物はカートを片付けることによって得た小銭でハンバーガーを買うなど、次第に空港での生活に慣れていった。
しかし、それも快く思わないディクソンは空港にカートの片づけ係を配置してナボルスキーは金を稼げなくなってしまう。
空港内の人々と交流を深めるナボルスキー
清掃員であるグプタや食事を運ぶ係りのエンリケなど次第に友人ができていくナボルスキーは、空港内の店舗の店員達にも彼の人柄によって慕われていった
入国審査の受付にひたすら申請に行くナボルスキー。
しかし受付の女性のドロレスは常に入国不可の印を押すという日々。
ある日、エンリケからある話を持ち掛けられる。
エンリケは入国審査の受付嬢のドロレスに恋をしており、彼女の情報を色々と聞き出してくれたら食事を提供するというものであった。
ナボルスキーは小銭を稼ぐ手段を失っており、すぐその話に乗った。
その頃、ナボルスキーはキャビンアテンダントのアメリア・ウォーレン(キャサリン・ゼダ・ジョーンズ)と親交を深めていく。
アメリアは不倫相手の彼を待ち続けており、純粋で真っ直ぐなナボルスキーに次第に心を惹かれていきます。
ナボルスキーはいつも肌身離さずに持っているピーナッツの缶の中身の事をアメリアに話始めました。
缶の中にはナボルスキーの父親が好きだったアメリカのジャス演奏家の何人ものサインが入っており、最後の一人のジャズ演奏者のサインが送られてくる前に父親は亡くなってしまった為、父親との約束を果たすためにアメリカにやってきたのだと。
クラコウジアに平和が訪れる
エンリケから預かった婚約指輪を預かったナボルスキーはドロレスに渡し、見事OKの返事をもらったエンリケ。
エンリケは見事にドロレスのハートを射止めたのである。
ナボルスキー自身もアメリアとお互いに惹かれ合っていった。
そんな時にいよいよクーデターが終わり、クロコウジアに平和が訪れたのであった。
ナボルスキーは非常に喜んだ。
そして、アメリアが不倫相手の彼に頼んでナボルスキーが1日アメリカに滞在できる特別ビザを手に入れてくれたのであった。
アメリアは待ち続けた不倫相手を選んだという事だったのだ。
しかし、アメリカに入国する為にはディクソンのサインが必要であったが、ディクソンはそれを拒否して彼にクロコウジアに即座に帰るように言った。
しかも、ディクソンは清掃員のグプタや食事配達係のエンリケなどの不正をバラされたくなかった言う事を聞けとナボルスキーに脅しをかけました。
グプタは以前に母国のインドで傷害事件を起こしており、アメリカで事件を起こして強制送還になれば懲役が待っていました。
新婚ホヤホヤのエンリケは仕事をクビになってしまう。
彼らを守りたいナボルスキーはアメリカに入国する事を諦めます。
何故ナボルスキーがアメリカへの入国を断念したのか理由を知らないグプタはナボルスキーを罵ります。
結末 ラスト
ナボルスキーの人柄に心を許していた警備員はグプタに何故ナボルスキーがアメリカ入国を選ばなかったのか教えました。
それを聞いたグプタはクラコウジア行きの飛行機の前に立ちはだかり、逮捕される事を選んだのでした。
グプタの行動でクラコウジア行きの飛行機は順延となったことでナボルスキーは遂にアメリカに入国することができました。
その頃、ニューヨークは雪が降っており、タクシーに乗り込んだナボルスキー。
そして、ジャズ演奏者が演奏している店に行き、遂に最後の演奏者のサインを手に入れたナボルスキーは最後の1枚のサインを缶の中に入れて父親との約束を果たしたのであった。
まとめ 感想レビュー
映画の序盤でのトムハンクスの演技が滑稽で英語が通じないのに適当に「イエス」と答えるところは笑えます。
前半はコメディ映画のよう。
しかし、物語が進むにつれてヒューマン的な要素が増えていき、所々で色んな事が起こるので最後まで飽きずに観ることができましたね。
最後のサックス奏者のベニー・ゴルソンという人は、なんと本人らしい。
この映画のテーマはずばり「待つ」というキーワードが所々散りばめられています。
パスポートやピザが発給されるのを待つナボルスキー。
不倫相手を待つアメリア。
ドロレスの返事を待つエンリケ。
最後にジャズの演奏が終わってからサインをもらうのを待つナボルスキーのシーンはマジで感動。
個人的にはビクターとアメリアがハッピーエンドでと思いましたがそこは残念。
非常にいい作品でした。
- ストーリー性 ★★★★★
- 映像 ★★★★☆
- アクション ★★★☆☆
- ヒューマン ★★★★★
- 総合点 ★★★★☆(4.2点)
★5つ(5点)が最高評価