ども、アンディです。
今回の映画記事は「セブン(Seven)」です。
1995年のアメリカ洋画で監督はデヴィッド・フィンチャーで脚本はアンドリュー・ケヴィン・ウォーカー。
引退間近の老刑事と新米刑事はある事件を担当するが、キリスト教の七つの大罪になぞらえた猟奇的な殺人事件が次々と起こる。
果たして犯人の目的は?
逮捕できるのか?
そこには衝撃の結末が待っていた。
主演(キャスト)はモーガン・フリーマン、ブラッド・ピット、グウィネス・パルトロ―、ケヴィン、スペイシー。
あらすじネタバレを。
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セブン あらすじネタバレ
ある事件が起こる
定年間近のウィリアム・サマセット(モーガン・フリーマン)の代わりに新人刑事のデビッド・ミルズ(ブラッド・ピット)がニューヨークへ配属となった。
定年まであと7日間を迎えた月曜日、ある事件が起こる。
太った男が手足を縛られてスパゲッティに顔をうずめて窒息死していた。
検死の結果、何者かに銃で脅されて食べさせられ続けながら暴行を加えられての内出血による死因が判明する。
犯人は二度も買い物に行っており、これは猟奇的な犯人の犯行だとサマセットは睨んだ。
翌日ある弁護士が殺害された。
弁護士の事務所へミルズが行くと、床に「強欲」と書かれており、妻の写真には血で眼鏡が書かれていた。
そこでサマセットが太った男の殺害現場へ戻ると冷蔵庫が動かされたあとがあった為、動かしてみるとそこには「暴食」と書かれており、小説のキリスト教の七つの大罪の文章を見つけた。
次々とおこる殺人事件
サマセットはこの七つの大罪にちなんだ殺人事件が起こっている為後5つの殺人事件が起こると言う。
オフィスで七つの大罪にちなんだ書物をまとめている時にミルズの妻、トレイシー(グウィネス・パルトロ―)から電話が掛かってきた。
トレイシーはミルズのパートナーのサマセットを自宅でのディナーに誘い、喜んで引き受けたサマセットはミルズの自宅でディナーを楽しんだ。
そしてサマセットは言った「これは犯人からの説教である」と。
そして二人は殺された弁護士の妻に話を聞きに行くと、掛けてある絵画が反対になっていると言われ、絵画を外してみると、壁にHELPと指で書かれていた文字を発見し鑑識に依頼した。
そして、指紋の主がビクターと言う男で殺された弁護士が弁護したことがあるという事が判明し、ビクターのアパートに特殊部隊と乗り込むとビクターはベッドに縛り付けられており、瀕死だった。
壁には「怠惰」と書かれており、医者は生きてはいるがもうまともには生きていけないだろうとビクターの症状を判断した。
終わらない殺人
サマセットへ相談に乗って欲しいとトレイシーから連絡があり、会ってみると彼女は妊娠しており、産むべきか悩んでいた。
サマセットはそんなトレイシーに「産まないならミルズに黙っていなさい、産むのであればたくさんの愛情を与えて育てなさい」と言う。
捜査が行き詰まり、サマセットはFBIと違法な取引をして、図書館で七つの大罪に関する本をよく借りる人間のリストをもらい、目星を付けた男のアパートを訪ねた。
男は不在であったが、出掛けていた男と鉢合わせになり、発砲して逃走したため追いかけた二人であったが、ミルズが負傷して逃してしまう。
ミルズは令状がなく、部屋に入れないとサマセットに説得されるが怒りでドアを蹴破り侵入すると、怪しげな部屋には殺された人間の写真もあり、彼が犯人である事は間違いなかった。
ある一枚の領収書があったので、その店を訪ねると、ある革製品を注文したという。
そしてまた事件が起こり、娼婦がその革製品を使って脅された男に殺害させたのであった。
「色欲」の処罰であり、さらに翌日モデルの女性が「傲慢」の処罰で殺された。
モデルの女性は顔を切り刻まれて左手に睡眠薬、右手に電話を持っており、睡眠薬で死ぬか電話で救急車を呼ぶか選ばせ、女性は睡眠薬で死を選んだと推測される。
ラスト結末
警察署へ戻ったサマセットとミルズに大声で「刑事!」と呼ぶ声がしたので振り返るとそこには犯人が立っていた。
犯人の名前はジョン・ロウ(ケヴィン・スペイシー)と言い、指紋は全て切り取り身分証明も持っていなかったが取り調べをする事となる。
犯人は弁護士を雇い、あと二つの死体「嫉妬」と「憤怒」があるのでサマセットとミルズだけその場所へ連れて行きたいと言った。
さらにその条件を飲まなければ精神異常者扱いにして不起訴にすると取引を持ち掛け、サマセットとミルズはジョン・ロウを車へ乗せ3人でジョンの言った場所へ向かう。
ジョンの言った場所へ辿り着き、車を降りると遠くから1台のバンがこちらへ向かってきたのでミルズとジョンは平原を歩いて離れ、サマセットが車を走らせて離れたところでバンを停止させた。
その車は配達業者で大金でこの時間に荷物を届けるように言われたと言い、小さな段ボールを置いて戻っていった。
サマセットは始め爆弾かとも思ったが、葛藤の末段ボールを開けるとそこにはミルズの妻トレイシーの首が入っていた。
ジョンはミルズに「嫉妬」でトレイシーを殺したと言い、ミルズに銃を降ろせと言うサマセット。
さらにお腹の子供がいることをジョンが言ってしまい、ミルズは混乱したが最後にはジョンを射殺してしまう。それは七つの大罪の最後「憤怒」であった。
まとめ 感想レビュー
まさか最後に衝撃の大ドンデン返しが待っていました。
まさかジョンがミルズの妻のトレイシーを「嫉妬」で、ミルズが犯人を「憤怒」で撃ち殺すとは思いませんでしたよ。
アンドリュー・ケヴィン・ウォーカーが長年にかけて書いた脚本ヤバイですね。
この展開を予測できる人はほぼいないでしょうね。
犯人のジョン・ロウ役のケヴィン・スペイシ―見た事あるなぁと思ったら、ユージュアル・サスペクツのカイザー・ソゼ役で名演技を演じていました。
さすがです。
モーガン・フリーマンの演技もさすがですし、ブラピの最後の葛藤する演技も惹きこまれてしまいました。
全体的にサスペンス感満載でジメっとした空気感というか常にパトカーのサイレンや救急車のサイレンが鳴り響き、リアルな空気感で観る事ができました。
ちなみにジョン・ロウって名前は日本で言う「名無しの権兵衛」的な意味合いらしいです。
サスペンス好きにはたまらない映画ではないでしょうか?
- ストーリー性 ★★★★★
- 映像 ★★★★☆
- アクション ★★★★☆
- ヒューマン ★★★★☆
- 総合点 ★★★★☆(4.5点)
★5つ(5点)が最高評価