ども、アンディです。
今回の映画記事は究極の1シチュエーションサスペンススリラー映画の『リミット』です。
ワンシチュエーション映画とはその名の通り、その場の一つの状況や密閉された空間という限定的な空間において展開される映画の事を言います。
アンディ、結構この手の映画って好きなんですよね。
監督の手腕と俳優の演技によって良い映画になるか悪い映画になるか。
壮大なスケールで展開されるアクションやSF映画も良いですけどワンシチュエーション映画も観たくなるんです。
今回のリミット(LIMIT)という映画の『ワンシチュエーション』は男が目覚めると木箱に入れられ地面に埋められた状況から始まります。
外部との連絡は木箱にあった携帯電話のみ。
果たして埋められた目的は?
無事に木箱から脱出できるのか?
ハラハラドキドキな展開が続きます。
2010年のスペイン洋画で監督はロドリゴ・コルテス。
主演(キャスト)はライアン・レイノルズ。
では、あらすじネタバレを。
ちなみに前回の映画記事はこちら
【映画 生きてこそ(ALIVE)】極寒のアンデスでの72日間のサバイバル!あらすじネタバレ感想レビュー!
リミット あらすじネタバレ
目覚めると木箱という密閉空間だった
真っ暗闇の中目覚めたポール・コンロイ(ライアン・レイノルズ)は狭い空間に閉じ込められている事に気付く。
近くにライターと携帯電話があることに気付き、ライターに火を付けるとそこは木箱の中で地中に埋められているようだった。
酸素が少なく息が荒いポールは深呼吸して徐々に落ち着いていく。
彼はアメリカ人でイラクにトラックドライバーとして働いている最中に襲撃にあってしまった事を思い出す。
そこで犯人から携帯電話に連絡があり、午後9時までに身代金500万ドルを払わなければそのまま木箱で死ぬ事になると脅される。
ポールは携帯電話を使って助けを求める事にした。
ブレナーに助けを求める
警察に電話したものの、相手にされなかったポールは国務省に電話を掛け、人質救出のプロであるブレナーという男に救出を求めた。
ブレナーは携帯電話の電波を追跡して全力で君を探すから安心しろと言った。
ポールは犯人に政府が身代金を払う気がない事を伝えると、犯人は木箱に置いてあるメモを読みながら動画を撮れと言う。
身代金も100万ドルでいいから払ってもらうと言う犯人。
犯人から動画が送られてきてその内容は会社の同僚が殺されるシーンであった。
動揺するポールをなだめるブレナー。
ポールはブレナーに本当に救出した事があるのか尋ねた所、3週間前にマーク・ホワイトという若い男性を助けたばかりだと言いポールは安堵する。
時間がないポールは追い詰められていく
ポールは会社にも助けを求めたが、会社は殺された同僚と秘密の関係を持っていたと言い、ポールを解雇してもう会社には責任がないとポールを突き放したのであった。
その頃近くで爆撃のようなものがあり、砂が木箱の中に入りだしたが、布で砂の侵入を防ぐポール。
気付くと木箱の中にサイリウムと酒と懐中電灯が置いてあり、さらにヘビが侵入していた。
ポールは酒を撒いてヘビを撃退したが、サイリウムが燃えてしまい酒もこぼれてなくなってしまう。
砂が再び徐々に侵入してきており、焦るポール。
結末 ラスト
そんな時に留守電で電話に出れなかった妻からポールの携帯に着信が入る。
ポールは泣きながら「必ず戻る」と言い、妻も泣きながらポールの想いに応えた。
徐々に死が近づいていくポールに犯人から着信が入り、身代金を払うか指を切断しなければ家族を襲うと言い、ポールのアメリカの住所を読み上げる犯人。
ポールは指を切断し、犯人に動画を送る。
死が迫り、懐中電灯もライターも消えていく。
そんな時にブレナーから着信が入り、テロリストを捕まえたところアメリカ人を埋めた場所を知っているという知らせが。
地面を掘る音が聞こえ、ブレナーが言った。
「これはマーク・ホワイトの遺体だ」と。
さらに「ポール、すまない」と言いポールは砂に埋もれていった。
感想 レビュー
主役は携帯電話ですw(ウソ)
映画のシーンが人が一人入れるくらいの木箱で最初から最後まで繰り広げられるという究極のワンシチュエーションサスペンスですがライアン・レイノルズの迫真の演技に引き込まれましたよ。
登場人物はポールと動画に写る同僚のみで後は携帯越しの音声のみ。
途中まで希望を持っていたポールですが、終盤には死を覚悟して落ち着いていくシーンは切なかったですね。
まあ、マークホワイトを助けたという話もウソだったのでポールは助かる見込みが始めからなかったのは悲しい。
最後に妻と会話できたのが救いかな。
序盤で思いついたように電話を掛けまくったポールに「おい、バッテリー節約しろよ」とツッコミたくなりましたが切羽詰まった状況なのでああいう行動をしたしまったのでしょうね。
途中でヘビを撃退するシーンは正直いらないよねw
しかしバッドエンドで終わるものの、最後までポール頑張って脱出しろっていう気持ちがあり観ている方も見事に騙された監督の手腕は見事。
報道はされないもののこうゆう事件というのは本当にあった可能性が高いですし、やはり紛争地は危険だと思い知らされました。
犯人を不思議と憎めないのはやはりそれが戦争というものなのでしょうね。
閉所恐怖症の人は最初の状況でアウトですわw
ワンシチュエーション映画が好きな方には是非観てもらいたい作品です。
おすすめ。
- ストーリー性 ★★★☆☆
- 映像 ★★★☆☆
- アクション ★★★☆☆
- ヒューマン ★★★★☆
- 総合点 ★★★☆☆(3.0点)
★5つ(5点)が最高評価