ども、アンディです。
今回の映画記事は前回の「デスノート1(DEATH NOTE)」の続編「デスノート the Last name」です。
前作が前編でして、今回の映画が一応後編となっており、完結します。
さて、今回の後編で結末を迎えるわけなんですけども、最後まで気の抜けない展開で前編と同じく頭脳戦でドキドキハラハラ。
名前を書かれた人間を死に至らしめるというノート「デスノート」を手に入れた大学生夜神月はキラと名乗り、犯罪者達を次々とデスノートを使って排除していく。
しかし、それは殺人であると言う父の捜査本部長の夜神総一郎は海外で次々と難事件を解決した男Lに操作を依頼。
キラである月を次第に追い詰めていくエルであったが、月はデスノートを使って恋人を殺してその捜査網から抜け出したのであった。
捜査網から抜け出したと同時に恋人の仇として捜査本部に潜り込む事に成功した月はエルとの直接対決に臨む。
その後のキラとエルとの攻防は?結末は?
2006年公開の日本映画で監督は金子修介。
主演(キャスト)は藤原竜也、松山ケンイチ、鹿賀丈史、戸田恵梨香、片瀬那奈。
では、あらすじネタバレを。
ちなみに前編のあらすじネタバレはこちら
【映画デスノート前編(パート1)】あらすじネタバレ感想レビュー!松山ケンイチの演技がすごい!
デスノート the Last name あらすじネタバレ
2冊目のデスノートが出現する
前編の最後から物語は始まる。
ミサミサというニックネームでアイドル活動していた女にある事件が起こる。
ストーカーの番組ADに襲われそうになったアイドル弥海砂(あまねみさ、戸田恵梨香)は、窮地のところでADが突然発作を起こし、亡くなってしまった為に事なきを得た。
その時に空から1冊の黒いノートが落ちてきたのであった。
ノートには「DEATH NOTE」と書いてあった。
そのノートを手に取ったミサの前に死神のレムが現れ、ADが死んだのはそのノートに名前を書かれた事によって起きた事だと言う。
しかもそのADの名をノートに書いたのはジェラスというミサを見守っていた死神でミサの危険にいてもたってもいられなくなってミサの寿命を延ばしてしまった為、灰になってしまう。
死神は人間の残りの寿命をもらって生き長らえており(デスノートで殺された人間の本当の寿命)、逆にそこで寿命を迎えるはずだったミサを生き長らえさせたのはタブーであり、死神は死んでしまう。
そのジェラスに「ミサを頼む」と言われたレムはデスノートを手にしたミサを見守るようになる。
これによってミサは第2のキラを名乗るようになった。
第2のキラの登場
一方、抜群の推理力と洞察力を持った探偵エル(松山ケンイチ)によって最重要人物の一応の疑いが晴れた夜神月(やがみらいと、藤原竜也)は、キラに恋人が殺された仇という名目で捜査本部に潜入する事に成功し、エルを倒すために機会を伺う事になった。
もちろん捜査本部に潜入した目的は仇討などではなくエルを殺すためであった。
そして、2冊目のデスノートを手にしたミサが第2のキラと名乗り次々と犯罪者を粛正していった。
もちろん、月も第2のキラなど知るはずもない。
しかしミサは過去に両親が殺されてしまい、その犯人がキラによって処刑された為、キラを崇拝していたのである。
そこでミサは死神に頼んで残りの寿命の半分を使って人々の名前と寿命が見えるようになる「死神の目」を手に入れ、キラ捜しを始めるのであった。
第2のキラのミサはメディアを使ってキラを呼び寄せる為に「私とあなたの死神を見せ合いましょう」とキラに呼びかけた。
そこへ現れた警察官が見せしめの為に殺されてしまい、偶然遊びに来ていた月の妹も殺されそうになったが、ヘルメットを被った月の父親でありキラ対策捜査本部長の警官夜神総一郎(鹿賀丈史)がヘルメットを被って現場に行き、月の妹を無事救った。
デスノートは顔が解らなければ書いても効果がないという事実を知っているがゆえの総一郎の行動だった。
テレビを見ていた月も妹の危機に現場に急行した。
そこへ控室から出てきたミサは夜神家がロビーを歩いている所に遭遇する。
月(ライト)とミサが出会う
ミサは死神の目を持っており、死神の目ではその人の寿命と名前が解るのであるが、デスノートを持っている人間の寿命は見る事が出来ないため、月がキラだという事が解る。
ミサはキラを崇拝していたため、キラの為に尽くしたいとキラ(月)の自宅をアポなしで訪問し、月にあなたの為ならなんでもするから彼女にしてくれと月に言った。
死神の目を持ったミサをエル打倒の戦力になると思った月はそこからミサと行動する事となった。
ミサは月の彼氏になりたい、月はミサの死神の目をエル殺害の大きな武器になる。
お互いの思惑が一致したのであった。
ある日、大学にいきなりやってきたエルと一緒に歩いている所にいきなり月に会いに大学に遊びに来たミサ。
お互いに挨拶をかわすエルとミサ。
第2のキラとしてテレビ局に送ったビデオテープにミサのDNAが付着していた事からミサに容疑が掛かる。
その後、第2のキラは顔を見ただけでも相手が殺せる事が解ったエルは容疑がかかったミサをエルの自宅の地下室のキラ対策室でミサを監禁する。
エルはミサからデスノートの情報を聞き出そうとするが、月がレムを使ってミサにデスノートの所有権を失わせてミサのデスノートに関する記憶はなくなる。
そこで月はある賭けに出るのであった。
デスノートを他人に譲る月
デスノートの所有権を失った者の記憶は失われる。
そのルールを利用する為に死神のリュークに「次に”捨てる”と言った時にデスノートを手放す」と言い、自らもエルに監禁される事を提案した。
監禁される前にデスノートを木の下に埋めて死神のレムにデスノートを託したのであった。
そして月は監禁される事となり、月が言う「くだらないプライドは”捨てる”」。
これによってデスノートの記憶を月は失い、デスノートは死神レムによってニュースキャスターの高田(片瀬那奈)に渡された。
デスノートの記憶を失い、監禁され続ける月とミサ。
しかし、2人が監禁されている間に高田によって殺人が起こると、2人の疑いは晴れて解放された。
しかし、容疑のかかっているミサは監視されていた。
デスノートの記憶をなくした月はエルと共にキラ(今は高田)の正体を暴く為に捜査を始め、ついに高田がキラである正体を掴んだ。
そして対策本部は高田を逮捕し、その場でデスノートを手にした月は全ての記憶を取り戻したと同時に時計に仕込んであったデスノートの切れ端に高田の名前を書き込んで高田を殺害した(デスノートを持っている時に所有者”高田”を殺害すれば所有権は殺した人間の物となるルールがあるため)。
その後、月はミサに連絡を取り木の下に埋めた死神リュークのデスノートを掘り起こすように指示し、月の元のデスノートはミサの所有物となった。
更にミサはリュークに半分に減った残りの寿命を更に半分減らして死神の目を手に入れる。
エルとの最後の戦い
エルはデスノートの書かれていた最後のルール「最後に名前を書いた日から13日間次の名を書かない場合は所有者が死亡する」を確かめる為に高田の持っていた(現在の所有者は月)ノートで死刑囚で試験を行う為に総一郎が海外へ持って行くと月に言う。
その最後のルールでキラが月とミサではないと立証されたものの、怪しむエル。
そのルールは月がレムに頼んで書き込んだウソのルールであったためまずいと思い、自分も行くと言うが総一郎に拒否された。
さらにエルはここにミサを呼び、自分の名前を書くところで捕まえると言った。
一方、レムは自分が月に利用されていた事と、ミサが寿命が更に減っているうえ逮捕されてしまう事にショックを受けてデスノートにエルの付き人とエルの名前を書いて灰になってしまった。
倒れる付き人とエル。
さらに月はミサの持ってきたデスノートに総一郎の名前を書いて「これで新世界を造れる」と言う。
しかし、総一郎はノートを持っていなかった。
しかし、それはエルの策略でありミサが持ってきたノートはすり替えられた偽物のノートであり、エルは高田が逮捕された時にノートに自分で自分の名前を書き「23日後に死ぬ」と先に記していたためレムが書いたノートの効果はなかったのである。
さらにその行動を一部始終見られていた事によって月がキラである事がばれてしまった。
エルは付き人のワタリが死んでしまった事は誤算だったが、見事に自らの命を犠牲にして月がキラだという事を証明したのであった。
月は死神リュークに「こいつらを全員殺せ」と言ったが、リュークが書いたのは月の名前で月は死んでしまった。
そしてデスノートの通りにエルも長い闘いを終え23日後に静かに深い永遠の眠りについたのであった。
まとめ 感想レビュー
後編も前編に劣らず月とエルの一歩も譲らない頭脳戦が繰り広げられ、最後まで見ごたえがありました。
キラVSエル。最後の最期までどちらが勝つのか解らない展開でしたがまさかの最期に相打ちとは。。。
キラの正体を暴いたという事でエルの判定勝ちでしょうか。
エルが命を賭けなければ月をキラだと断定する事ができなかったのにはさすがエル、さすが月といったところですね。
エルが死んだと安心してノートに名前を書いてしまった事は月の不覚でしょう。
キラ(月)の行為は決して褒められる事ではないですが、賛同していた人間も多いのも事実。
しかし終盤に息子を信じていた父親の総一郎を殺そうとした時にこいつは悪人だと私は感じましたね。
原作の漫画を忠実に再現しており映画のクオリティが高い数少ない作品だと思います。
派手なアクションシーンなどはありませんが、死神のCGは見事に表現されており、死神リュークがリンゴが好きな所がお茶目でクスっと笑ってしまいました笑
基本、サスペンスドラマで笑うシーンはほとんどありません。
観ている人が展開が読めずに次どうなるの?ってのめり込んでしまう監督の手腕は素晴らしいと思いましたね。
アンディ、レッチリのファンなので主題歌が「Dani California(ダニー・カリフォルニア)」という所がまた粋だね~と言いたいっす笑
まさにTHE日本といったキメ細かい映画ですね。
- ストーリー性 ★★★★☆
- 映像 ★★★★☆
- アクション ★★★☆☆
- ヒューマン ★★★★☆
- 総合点 ★★★★☆(4.0点)
★5つ(5点)が最高評価