【映画 チリ33人希望の軌跡】実話!チリの鉱山落盤事故で閉じ込められた男達の運命は?

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ども、アンディです。

今回の映画記事は「チリ33人希望の軌跡」です。

2010年に実際に起こったチリのサンホセ鉱山での落盤事故を実写化したものです。

ニュースでも大々的に報道されていたので覚えている方もいると思います。

およそ地下700mで閉じ込められてしまった33人の鉱夫達の葛藤と希望とそれを助ける為に尽力する人達の物語。

33人の鉱夫達は地上で待つ家族に会えるのか?

69日間の軌跡。

2015年チリ、アメリカ洋画で監督はパトリシア・リゲン。

主演(キャスト)はアントニオ・バンデラス、マリオ・カサス、ルー・ダイヤモンド・フィリップス他。

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チリ33人 希望の軌跡 あらすじネタバレ

サンホセ鉱山で落盤事故が発生

2010年8月5日、サンホセ鉱山でいつものように地下の鉱山へ向かう33人の鉱夫達。

安全管理者のルチョ(ルー・ダイヤモンド・フィリップス)は鉱山の中にある鏡が割れたことから山が動いていると会社の責任者に言ったものの相手にされずに地下へ向かう。

そして地下500m付近で作業を開始して間もなく、落盤が起こる。

トラックと車に乗り込んでさらに地下にある避難所へ向かう作業員たち。

そして山の最深部で大きな岩が作業員達を襲い、地下700mにある避難所へ閉じ込められてしまった。

幸い33人全員無事であった。

しかし閉じ込められた33人を待っていたのは気温40度の劣悪な環境であった。

備蓄してある食料や飲み物がわずかしかなく、ルチョは自分の責任だと言ったが、作業員達は会社のせいだとルチョをなだめた。

避難所での生活

リーダー的存在のマリオ(アントニオ・バンデラス)がリーダーとなり、食料や水の配分を行い、生きる為に一致団結する。

その頃地上では、落盤事故をマスコミが嗅ぎつけており、大騒ぎとなっていた。

作業員の家族達も続々と鉱山へとやってくる中、会社の責任者達は姿をくらましてしまう。

そこで政府が腰をあげ、鉱業大臣のゴルドレンがやってきたが何もできずに家族から避難を浴びてしまう。

政府に非難が集中するのを恐れたピニェラ大統領はドリル掘削のプロのソウガレットに救出を依頼する。

そしてドリルでの掘削作業が始まった。

最短で避難所までは8日かかると言うが、ドリルの音が聞こえだした避難所の作業員達は歓喜した。

そして、落盤事故から12日目に700mまでドリルが到達したがわずかに避難所を逸れて失敗に終わる。

もう駄目だと諦めムードが漂っていく。

ドリルが遂に避難所へ到達する

絶望した避難所のアレックス(マリオ・カサス)は自殺を試みるが、リーダーのマリオが「お前はもうすぐ父親になるんだぞ」と説得し気力を取り戻すアレックス。

地上ではソウガレットがゴルボルン大臣に無理だと言い作業中止を言い渡す。

落ち込むゴルボルン大臣に閉じ込められた作業員ダリオの姉マリアが「失敗から学ぶのよ」と言い、ゴルボルンは閃く。

ドリルが逸れてしまうのなら始めから逸れせば避難所に到達するはず。

一旦は作業中止し、鉱山を離れようとしていたソウガレットもゴルボルンの意見を聞いて再び作業に取り掛かった。

閉じ込められた33人が最後の缶詰を分け合って食べ、祈りを捧げていた。

そして、事故から17日目に遂にドリルが避難所へ到達し歓喜する外にいる家族や関係者、そして避難所に閉じ込められていた33人。

ドリルの先に生存している事を知らせる為にスプレーのペンキを塗って手紙を括り付けた。

その手紙を見た大統領は地上の皆に地下の33人が無事である事を伝え、国中が歓喜する。

しかし、救出にはあと3カ月かかると言うソウガレットは地下の作業員達のモチベーションを危惧した。

ラスト結末

その後、空気孔や通信する為の穴も掘られ、10センチ弱の小さな穴であるが地下700mの作業員達と繋がる希望の穴で食料や医療物資などを鳩と呼んだカプセルで地下へ送り込んだ。

さらにビデオ通話ができる通信設備も地下へ送り込んでようやく画面越しながら家族達との再会に喜んだ。

しかし、中々進まない救出活動に33人は徐々に疲弊していく。

作業員の中でただ一人外国人(ボリビア人)のカルロスがナイフで別の作業員に襲い掛かるがマリオが説得して事なきを得た。

しかし、救出された後に本を出す契約で大金を提示されていたマリオは他の作業員にその話が漏れて非難を浴びてしまう。

しかし、マリオは契約を断って仲間を選んだと告白して謝り、再び33人は団結した。

途中ドリルの刃が折れて回収しなければ作業が進まない中、ゴルボルン大臣はあきらめずに巨大な磁石をブラジルから取り寄せて除去に成功。

救出活動に邪魔であった避難所の上にある金属の棒をルチョが指揮をとり、イチかバチかで爆破し遂に救出孔が開通し、一人ずつ救出されたのであった。

感想 レビュー

救出されて家族が抱き合うシーンは感動して号泣してしまいました。

生存しているのかもわからない中生きていると願う家族の姿にも感動しましたし、絶望の中一致団結して助けにきてくれると信じた男達にも尊敬します。

特に姉のマリアを恨んでいた作業員ダリオが地下にいる時にマリオに相談していた伏線もあって2人が抱き合うシーンは涙なしでは観られませんでしたね。

極限の状態において団結するのは本当にすごいことですし、団結がなければ33人全員救出される事は難しかったかもしれません。

鉱業大臣のゴルボルンが決して諦めなかったということも全員救出された要因の一つ。

彼が救出をやり遂げて涙するシーンは間違いなくもらい泣きしてしまいますよ。

今でも33人は固い絆で結ばれている事がエンドロールで流れるのですがそれもまたジーンときてしまいました。

いやあ、この手の映画は何回でも観たいです。

映画全体としては淡々と進んで行くので単調ですが緊迫感があるのでそれを打ち消してくれましたね。

  • ストーリー性   ★★★★☆
  • 映像       ★★★★☆
  • アクション    ★★★☆☆
  • ヒューマン    ★★★★★
  • 総合点      ★★★★☆(4.2点)

★5つ(5点)が最高評価




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