【映画 永遠の0(ゼロ)】ラストに号泣!感動!あらすじネタバレ感想レビュー!

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ども、アンディです。

8月15日は終戦記念日なので今回は戦争を題材した邦画永遠の0(ゼロ)を観た感想と評価を。

もともとの原作は百田尚樹

映画版の監督は山崎貴でこの作品は第38回日本アカデミー最優秀作品賞を受賞した作品。

主演(キャスト)は岡田准一、三浦春馬、井上真央。

2013年公開。

ある日、祖父に「お前達は本当の孫ではない」「本当の祖父は戦争で死んだ」と告げられた司法試験浪人の佐伯健太郎(三浦春馬)とフリーライター佐伯慶子(吹石一恵)

本当の祖父ははたしてどんな人物だったのか。

調べていくうちに驚愕の事実を知ることとなる。最後に涙する2人。

日本人なら死ぬまでに一度は観ておくべき作品だと思います。

ちなみに前回の映画記事はこちら↓

【映画】ターミナル あらすじネタバレ ひたすら待ち続ける男のワケ




映画 永遠のゼロ あらすじネタバレ評価

祖父に告げられた事実

祖母の松乃(井上真央)が亡くなり、葬儀に参加した孫2人。

その時、祖父である大石賢一郎(夏八木勲)の家を訪れた孫の司法試験浪人中の佐伯健太郎(三浦春馬)フリーライターの佐伯慶子(吹石一恵)は祖父からある事実を告げられた。

お前たちとおじいちゃんは血のつながりがなく、お前たちの本当のおじいちゃんは戦争で亡くなった」と。

それで祖母の松乃と再婚したのがおじいちゃんだと思っていた賢一郎だったのだと。

つまり、2人の母親の清子(風吹ジュン)は宮部久蔵と松乃の間に生まれた子だった。

仕事で戦争終戦60周年記念のプロジェクトの記事の特集を任された慶子は弟の健太郎にバイト代を払うから取材に協力してくれと頼み、本当の祖父の事を知りたかったので協力する事にする。

本当の祖父の名前は「宮部久蔵(岡田准一)」という名前だという事を知った2人は当時(生前)の宮部の事を知る人に取材を試みる事にした。

宮部久蔵という人物像

関係者達や元戦友に色々と話を聞いていくうちに宮部久蔵という人物はいわゆる特攻隊員であり、特攻によって26才で亡くなったようであった。

更に、戦友達は宮部久蔵の事を「海軍一の臆病者」だとか「自分の命が惜しい恥さらし」などの悪評ばかりでいい話は出てこなかったのである。

2人はショックを受け、挫折しそうになりながらも母親である清子が「もっと父の事が知りたい」という思いもあって取材を続ける事にする。

ところが6人目に話を聞いた井崎という男は当時海軍の航空隊で宮部の部下だった男で彼は宮部の事を「彼ほど腕の立つパイロットはいなかった」と言い、宮部を肯定的に見ていたのであった。

更に航空隊でのゼロ戦乗りの話を聞く事となった。

戦況が悪化した昭和17年、ラバウルに送られた宮部の直属の部下となった井崎宮部が生きて帰ろうとする事をよく思っていなかった。

しかし、ある日宮部が井崎を怒鳴った「どんな時でも生き続ける努力をしろ」と。

その言葉のおかげで井崎は生き残る事ができたと言った。

さらに、ラバウルに行く前に宮部松乃と清子の元に一度帰っており、「たとえ死んでも2人の元に帰る」と約束した事を井崎は教えてくれたのであった。

特攻に志願した宮部

しかし。そこまで「生きる」ことににこだわっていた宮部が何故特攻に志願したのか健太郎はひっかかっていた。

更に取材を進める。

昭和20年、海軍航空隊予備学校の教官となっていた宮部

ここでも相変わらず宮部は命の尊さを重んじており、訓練生になかなか「」の評価を与えずに特攻に行かせるのを遅らせていたものの、特攻隊員達は次々と特攻で散っていったのであった。

自分の教え子たちが次々と特攻で散っていく姿をみて宮部は自分の無力さに打ちのめされていき、遂に特攻に志願する。

いよいよ出撃の日。

宮部訓練生の大石という男と特攻に行く事となった。

直前になり宮部は自分の飛行機と大石の飛行機を交換して飛ぶこととなる。

大石は不審に思ったものの、飛び立っていった。

目的地の途中で大石の乗った飛行機(もともと宮部が乗るはずであった航空機)がエンジントラブルで引き返せざるを得ない状態になってしまった。

そんな時に、操縦席から宮部の手紙を発見する。

手紙には「家族を助けてやってほしい」と書いてあった。

宮部は飛行機のトラブルに気が付いており、大石に全てを託したのであった。

こうして宮部は特攻にて散っていった。

大石は不時着して命を取り留めた。

この大石こそ松乃と再婚した大石賢一郎であった。

ラスト結末

そして現代。

賢一郎の元へ再び話を聞きに行った健太郎と慶子と清子

宮部に命を救われた大石賢一郎は、宮部の意思を引き継いで松乃と清子の行方を捜し、ようやく2人を探し出した。

松乃と清子は横浜の家を空襲で焼き払われてしまって苦労をしながらもなんとか生活していた。

賢一郎宮部の最後のメモを松乃に見せたところ、松乃は号泣した。

最初は賢一郎を拒否していた松乃であったが、誠実に松乃の元に通いつめる賢一郎に対し徐々に心を開いてゆき、宮部が賢一郎を自分の元によこしたのだと思うようになり、2人は結婚した。

賢一郎は孫たちや娘にこの話ができて良かったと言い、健太郎は空を見た。

空に実の祖父の宮部の乗った零式戦闘機が飛んで行くのが見えた気がした。

まとめ 感想レビュー 評価

大戦時、お国の為に戦って散るという事が当たり前のような時代背景のなか、命の大切さを理解していた宮部はすごいと思いましたね。

今ではそれが当たり前の考えなので考えされられます。

当時臆病者扱いされても自分の信念を曲げず、上官にも向かっていく宮部はそれはそれで立派な生き様を見せたのかなと。

最期に大石と機体を交換して特攻するシーンは号泣です。

宮部も戦争の犠牲者であり、時代の犠牲者でした。

戦争の悲惨さと当時の人々の考えが伝わる素晴らしい作品だと思いました。

観ていない方は必見です!!

  • ストーリー性   ★★★★★
  • 映像       ★★★★☆
  • アクション    ★★★★☆
  • ヒューマン    ★★★★★
  • 総合点      ★★★★★(4.6点)

★5つ(5点)が最高評価




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