ども、アンディです。
今回の映画記事は「ロスト・バケーション」です。
母親との思い出の地であるメキシコにある秘密のビーチを訪れた医学生のナンシー。
美しい景観と海の中サーフィンを楽しんだナンシーはシャークアタックに遭遇してしまう。
かろうじで岩礁に登って危機を回避できたものの、足に傷を負い岸までは数百メートル。
待ち構えるサメ。
果たして彼女は無事生還できるのかー。
サメパニックもののサバイバルスリラー映画
2016年公開のアメリカ洋画で監督はジャウム・コレット=セラ。
主演(キャスト)はブレイク・ライヴリー。
ではあらすじとネタバレを書いていきます。
ちなみに前回の映画記事はこちら
【映画 あと1センチの恋】ネタバレ感想レビュー!12年もすれ違った究極のラブストーリー!
ロストバケーション あらすじネタバレ
楽しいバカンスが一転悪夢へ
アメリカ、テキサスに住む医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)はバカンスで母親がナンシーを妊娠中に訪れた思い出のあるメキシコにある秘密のビーチへとやってきた。
そこは秘境で絶景のビーチであり、ナンシーは感動する。
カルロスという人の良いメキシコ人の男にビーチまで送ってもらい、早速ビーチでサーフィンを楽しむ事にした。
先に二人の男が海に入ってサーフィンしており、後から入ったナンシーと3人でサーフィンをして、休憩の為海から上がって妹に電話を掛けた。
途中、父親と話をして医学部に戻る話や亡くなってしまった母親の話題になり、暗くなってしまうからと通話を切るナンシー。
再びサーフィンをする為に海の中へ。
先に海でサーフィンしていた二人は夕暮れになり、海から上がったが、ナンシーはあと1本波に乗ったら海から上がると言い、一人で残った。
そこへイルカの群れがやってきてイルカの行く方向へ行ってみると何かに襲われたクジラの死骸が浮いていた。
ヤバイ気配を感じたナンシーは岸へ戻ろうとした所、何かに襲われて足の太ももに大けがを負ってしまう。
シャークアタック~くじらの上に
このままでは殺されてしまうと思ったナンシーは自身の太ももの出血で血まみれになった海の中をクジラの上に乗って危機を回避する。
そこには巨大なサメが回遊しており、このままでは襲われてしまう。
太ももの傷はかなり深く出血も多い為、サーフィン用の足首に巻いてあったリーシュコードを止血代わりに太ももに強く巻き付けた。
先に上がった二人は気づかずに車で帰ってしまった。
潮がひいてきて海の中にあった岩礁が海面より上に上がってきたので意を決して数十メートル先の岩礁までたどり着いた。
そこで医学生の知識のあるナンシーは応急処置の為ピアスとネックレスを使って自身の太ももの裂傷を激痛に耐えながら縫合した。
さらにウエットスーツを患部に包帯代わりに巻き付けた。
翌朝
そのまま朝になり、満潮まで6時間。
岩礁にいた傷ついたカモメが鳴き声を上げる。
ビーチには酔っ払いの男が眠っていたのを発見したナンシーは大声を上げてその男は起き上がり、ナンシーのバッグに気が付き携帯電話を見つけたがロックが解除できずにそのまま現金とスマホを持ち去ろうとした時に男はナンシーのサーフボードが浮いているのを発見する。
サーフボードまで持ち去ろうとした男だったがナンシーは海に入ってはだめだと静止するが男は聞かずに海に入ってサーフボードを手にしたがそこにはサメが待ち構えており、男は襲われて死んでしまった。
さらに、昨日の二人の男がサーフィンをしに再びやってきたのを見たナンシーは男たちにサメがいるから海に入るなと言ったが男たちはサメなんてこのビーチにはいないと沖に出ようとした時にサメに襲われて死んでしまった。
ナンシーのいる岩礁にはサメに襲われた男のサーフボードの破片が飛んできたのであった。
満潮まであと少し。サメに襲われてしまう。
近くに浮いていた男が被っていたヘルメットのカメラを起動して父親と妹へメッセージをを残し、近くにあった小さな浮き灯台に行く事を決意する。
傷ついたカモメをボードの破片に乗せて浮き灯台へと泳ぎだすナンシー。
海中にはサメの嫌がるクラゲが大量におり、運よく浮き灯台に辿り着いた。
結末 ラスト
浮き灯台には信号弾があり、近くを通りかかった船に信号弾を撃つも気付かずに行ってしまう。
流血しているナンシーの血の匂いで浮き灯台を襲うサメ。
ナンシーはサメ目掛けて信号弾を撃つが、クジラの死骸から流れ出した油に火が付いてサメに引火して余計に興奮して浮き灯台に何回もアタックを始めた。
海底から伸びている鎖が切れて残り1本となり倒れてしまう灯台。
そこで海底に鉄骨が何本も突き出しているのを発見したナンシーはある行動に出る。
残り1本となった灯台に繋がっている鎖の根元に足に巻いていたコードを巻き付けて自分と鎖を繋いだ。
そこでサメのアタックで鎖が灯台から外れて重みで海中へと沈んでいく。
そのままコードで繋がったナンシーも海中へ鎖と共に沈んでいく所をサメが襲ってきた。
ギリギリのところで身を交わしたナンシー。
サメはそのまま海底の鉄骨に突き刺さって絶命した。
浜辺まで漂着したカメラを拾った少年はカメラの映像を見て走り出した。
少年が連れってきたのはビーチまでナンシーを車で連れてきたカルロスであり、少年は彼の子供であった。
カルロスは岸付近で浮いているナンシーを発見し救助した。
その後、回復して医学部に戻ったナンシーはテキサスの海で妹とサーフィンするのであった。
まとめ 感想レビュー
何と言ってもこの映画のすごい所は登場人物がほぼサメ一匹と人間一人だけというシンプルな構成となっており、まさに小細工なしの直球勝負というのが最大の見どころ。
それだけにシンプルなのでナンシーの心情が伺え、感情移入してしまい映画に見入ってしまうという結果に。
サメの恐怖がビシビシと伝わってきました。
「岸はすぐそこ、しかしーたどり着くことはできない」
このキャッチフレーズを見事に映画にした監督の手腕はすごい。
岩礁の上でナンシーが寝転んでいるシーンは山の向こうからヘリコプターを飛ばして撮影したそうで「孤独」という設定をこれでもかというくらい見せてくれましたよ。
途中から傷ついたカモメがナンシーと岩礁の上にいるのですが段々愛着が沸いてくるのもこの映画のミソ。
意外と賢いこのカモメは実際に障害があって飛べないカモメをキャスティングしたそうで見事に期待に応える天才っぷりもこの映画の見所ですよ~
ドキドキハラハラが止まらないロスト・バケーション。
オススメ。
- ストーリー性 ★★★☆☆
- 映像 ★★★★★
- アクション ★★★☆☆
- ヒューマン ★★★☆☆
- 総合点 ★★★☆☆(3.3点)
★5つ(5点)が最高評価